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【まとめ】DR(デマンドレスポンス)とは?

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ももよし
ももよし

先日、『エナジープール、経済DRで325万キロワット時抑制/東電エリアの需給逼迫時』という記事を見ました。

そもそも、DRについてよく知らないと思い、まとめてみました!

この記事でわかること
  • デマンドレスポンスとは
  • デマンドレスポンスの種類

DR(デマンドレスポンス)とは

ディマンドリスポンス(DR)とは、需要家側エネルギーリソースの保有者もしくは第三者が、そのエネルギーリソースを制御することで、電力需要パターンを変化させることです。

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/vpp_dr/about.html

簡単にまとめると、発電所から安定供給できる電力には限界があるので、限界を超えないように利用者に電力の使用量を調整しもらう仕組みのことです。

電気の品質~周波数管理~

電気の品質管理として、周波数が重要です。

日本では周波数の管理の目安は以下のようになっています。

▲出典:http://www.re-policy.jp/keito/2/030912_09.pdf

私たちが普段利用する電気の大半は、交流です。

交流電気は常に+とーが入れ替わり波のように変化しています。1秒間に起こる波の数を周波数と呼び、モーターの回転するスピードと関係しています。

繊維や紙などを巻き取る機械、鉄などを圧延する機械に使われているモーターの回転速度が変わってしまうと製品の品質に影響が出てしまいます。

そのため周波数が電気の品質といえるわけです。

電力会社は、発電費用が抑えられるように効率の良い運転スケジュールを立て、発電を行っています。特に、大部分を占める火力発電では発電機の起動におおむね1~3時間程度必要とされています。

▲出典:http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/energy/electrical-japan/usage/3.html.ja

この運転スケジュールは過去の実績や当日の気象条件などをもとに必要な電力を算出されています。しかし、一日の電力使用量には波があり、ピーク時には予想を上回ることもあるため、この時に電力使用量を減らす方法の一つとしてデマンドレスポンスが存在します。

デマンドレスポンスの種類

デマンドレスポンスは、大きく2つに分けられます。

  • 下げDR:電力使用量を減らす
  • 上げDR:電力使用量を増やす
▲出典:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/vpp_dr/about.html

また、需要制御の方法には大きく2つあります。

  1. 電気料金型
    電気料金設定により電力需要を制御する
    ・時間帯別料金:時間帯に応じて異なる料金を課す
    ・ピーク別料金:需給がひっ迫したタイミングで事前に通知したうえで、高い料金を課す

    ▲引用:https://www.egmkt.co.jp/column/corporation/20211214_46.html
  2. インセンティブ型
    ・電力会社やアグリゲーター等と需要家が契約を結び、需要家が要請に応じて電力需要の抑制等をする

デマンドレスポンスのメリット

下げDRの場合

  • 効率の悪い火力発電による炊きましが削減できる
  • 発電機の運転台数が減らせるので、稼働停止予定の発電機は整備費用が不要になる
  • 需要家はインセンティブが受け取れる

上げDRの場合

  • 太陽光発電の余剰分電力を蓄電池などのピーク時の電源の充電に回せる
  • 揚水式水力発電の揚水ができる

まとめ

電力需給のバランス管理に重要な役割を果たしているのがDR(デマンドレスポンス)です。電力需給の管理を怠ると大規模停電につながる恐れがあります。

DX化などの技術も日々進化しており、今後もさらにDRなどの取り組みが強化されていくと予想されます。

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