独学で電験三種に挑戦するには、自分に合った参考書選びは必須です。
書店に足を運ぶとたくさんの参考書が並んでいますが、その中でもおすすめ出来と感じた参考書を5つ紹介していきます。学習を始める段階での基礎知識のレベルによっても、おすすめの参考書は異なります。
知っている内容が2、3割かつ読んだら納得できる参考書を選ぶと効率よく学習できます。
みん欲し シリーズ | これだけ シリーズ | 誰でもわかる シリーズ | 完全マスター シリーズ | やさしく学ぶ シリーズ | |
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問題解説 | 概ね初心者でもわかる | 基礎知識がないと難しい | 解説が非常に丁寧 | 基礎知識がないと難しい | 概ね初心者でもわかる |
解説イラスト | とても見やすく豊富 | 2色、重要部分のみ | フルカラーで豊富 | 重要部分のみ | 2色、重要部分のみ |
ページ数 | [ページ] | 全842全[ページ] | 295[ページ] | 全830[ページ] | 全384[ページ] | 全304
オススメ度 | |||||
価格 | 3,300円 | 3,080円 | 2,900円 | 2,970円 | 2,420円 |
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書籍なら「みん欲しシリーズ」
電子なら「誰でもわかるシリーズ」
がおすすめです
参考書選びのポイント
- 書かれている内容の2,3割くらいはもともと知っている内容がある
- 解説や図解を見て、読みやすいと感じるか
- 公式がまとめら有れているページが見やすいか
記載内容のレベルについて
自分の知っている内容ばかりが書かれていても、新たな知識を得ることができず、試験合格へ地下ずくことはできません。
しかし、分厚い難しい参考書が良いのかといえば、解説を読んでもわからず、モチベーションが維持できなくて合格まで勉強を続けることが困難です。
参考書を選ぶときには、ページに書かれている内容のうち少しは、元々知っている内容だったり、読めば理解できると感じる物を選ぶことをお勧めします。最短でも6ヶ月近く使用することになる参考書です。自分が使いやすい、わかりやすいと感じたものを選ぶようにしましょう。
図解・解説のボリュームについて
これまで、電気の仕事や学習に携わってきたかどうかで、必要になる図解や解説の量は異なります。
全くの専門外からの挑戦の場合、図解やイラストが豊富なものを選ぶことをお勧めしています。理由は、電気とは目で見えないものだからです。見えないものを頭で理解するには、図解などのイメージが必須といえます。
専門外からの挑戦の場合、ほとんど目にしたことがないような単語や概念、機械を学びなおさなくてはいけません。
図解が豊富な参考書であれば、実物を知らない、解説してもらえない環境だったとしても何とか太刀打ちできます。
図解が豊富な参考書
・みん欲しシリーズ
・誰でもわかるシリーズ
公式のまとめページについて
参考書はあくまでも、試験問題を解くための基本的な知識を身に着けるためのものです。
電験三種の試験に合格するには、本番の試験問題が解けるようになる必要があります。そのため、学習の序盤は参考書で基本を理解しますが、試験が近づくにつれ過去問の反復練習へと学習内容が変化していきます。
学習内容が変わっていく途中の段階では、何度か公式を見返す場面が出てきます。いちいち、どのページだっけと探していては、時間がもったいないです。まとめページが見やす事も、効率よく学習を進めていくポイントになります。
過去問を何度が解いていると、どうしても自分が覚えきれていない、理解しきれていないポイントが見えてきます。ここを試験直前に振り返れるように、参考書にメモなどを残していくことが学習のPointだと私は考えています。
みん欲しシリーズの特徴
大手資格塾から販売されている「みんなが欲しかった電験三種」の参考書は教科書と問題集が別々の冊子になっている参考書です。
- フルカラーでイラストが豊富
- 補足事項などもしっかり記載されている
- 項目の重要度が記されており、学習のメリハリをつけやすい
参考書のイメージ[引用:Amazonサンプル画像より]
教科書編では、フルカラーのテキストとなっているため、図解も非常に見やすいのが最大の特徴です。
教科書、問題集を合わせたページ数は、電験三種の参考書の中では、最大で840ページもあります。
細かな説明まで読んで理解しながら学習を進めたい方にオススメの参考書です。
電気について初めて学習するなら、まずはこの一冊が良いなと思います。
1つの参考書だけでは、学習内容の深堀ができないこともあるので、複数の参考書と組合わせるもしくは、オンライン学習などと併用することで不足部分を補いましょう!
誰でもわかるシリーズの特徴
電子書籍限定で販売されている参考書になります。電子データは、PDF形式でフルカラーのテキストになっています。
- 問題解説までフルカラーの電子テキスト
- 問題解説は、どの参考書よりも丁寧
- 電子テキストなので持ち運びがラク
参考イメージ[引用:公式サイトより]
文系出身の方が、電験三種の市販されている参考書は難しすぎると思い、再作されているので、誰が読んでもわかりやすい解説が記載されています。
解説の丁寧さでは、「みん欲しシリーズ」と同様に細かなところまで、記載されているため、全ページ数は830ページとかなりのボリュウームです。
細かく記載されている分、解説が複数ページにまたがってしまうため、読みにくさを感じる部分もあります。電子での勉強に慣れていないうちは、少し扱いにくさを感じてしまう子もしれません。
これだけシリーズの特徴
電験三種の試験合格に必要な知識のみが凝縮して記載されているテキストです。このテキストは、計算過程を一部種略したり、数学的な処理は当たり前にできる物として製作されています。
- 合格に必要な知識だけが記載されている
- 参考書のページ数が少なく学習計画が立てやすい
この参考書は、高校までの数学をしっかりと理解できている人向けの参考書です。試験の合格に必要な知識が詰め込まれているため、この1冊を理解できていれば、十分に合格が可能です。
私も、電験三種の理論科目は、このテキストを使用していました。
参考書イメージ[引用:Amazonサンプル画像より]
完全マスターシリーズの特徴
オススメした参考書の中では、もっとレベルの高い参考書となっています。解説がとにかく専門的なため、電気に携わる方には読み進めやすい参考書です。
- 専門的な内容まで記されている
- この一冊があれば参考書・問題集として十分な内容が記載されている
参考書イメージ[引用:Amazonサンプルページより]
サンプルイメージからもわかるように、びっしりと解説が詰め込まれた参考書です。
この1冊に電験三種合格に必要な知識が記載されています。合格後も、参考書として利用できるくらい細かな解説が記載されています。
解説が細かいがゆえに、自分で、学習のPointを見つけ出しながら学習を進める必要があり、上級者向けの参考書といえます。
やさしく学ぶシリーズ
程よい分量と余白を持って記載された初心者向けのテキストです。計算の基礎はできている前提で製作されているため、問題解説の計算過程が省略されがちな部分があります。
- 見やすいレイアウトとわかりやすい図解
- 電気の学習が初心者の人向けの参考書
参考書イメージ[引用:Amazonサンプルイメージより]
勉強を始めたばかりの人でも読みやすいように、余白を大きめにとってある参考書です。
わかりやすい図解も電気初心者員取っては学習の手助けになります。
OHM社のオンラインスクールにも使用されているテキストで、比較的、電気初心者向けの内容になっています。
まとめ
✓自分が使いやすいと感じたものを選ぶ
✓公式などのまとめページが見やすいものを選ぶ
✓8割くらいは読めば理解できるものを選ぶ
参考書選びは大切ですが、本番の試験で、合格ラインの60点を取ることが最終目標です。
そのために効率よく学習を進めるには、時に他の人から解説などが必要に感じることがあります。
電験教室では、利用者に合わせた学習スケジュールや解説を行っています。
ご自身だけでの学習に限界があると感じた方は、是非一度利用してみてください。
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