1.交番磁界
三相交流の誘導電動機では、回転する磁界(回転磁界)が
回転子に作用することで回転していました。
しかし、単相交流の場合回転する磁界には成らず、
向きが交互に入れ替わるだけの磁界(交番磁界)が
作られます。
また、交番磁界は逆方向に同じ速さで回転する2つの回転磁界に
分けて考えることができます。
この理論的に2つに分けた回転磁界は、三相誘導電動機の回転磁界と同じように
トルクを発生させます。
しかし、停止している状態(すべりs=1)ではトルクを得ることができないため
始動に工夫が必要になるのです。
始動方式は大きく3つあります。
- 分相始動形
- コンデンサ始動形
- くまとりコイル形
2.分相始動形
3.コンデンサ始動形
4.くまとりコイル形
まとめ
単相交流では、回転磁界を作ることができないため、
単相交流の作る交番磁界の一部の位相をずらすことで
二相交流と同じような磁束を作り回転させています。
始動方法としては、分相始動形、コンデンサ始動形、くまとりコイル形
の3つがあります。
おまけ
すべりs=2とは何か
リンク
コメント