【過去問解説】H29年理論 問1 電気力線に関する選択問題

問題

電界の状態を仮想的な線で表したものを電気力線という。この電気力線に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1) 同じ向きの電気力線同士は反発し合う。
(2) 電気力線は負の電荷から出て,正の電荷へ入る。
(3) 電気力線は途中で分岐したり,他の電気力線と交差したりしない。
(4) 任意の点における電気力線の密度は,その点の電界の強さを表す。
(5) 任意の点における電界の向きは,電気力線の接線の向きと一致する。

解説

答え:(2)

電気力線のルール

1). 電気力線は、正電荷から出て、負電荷へ入る。

2). 静電気力の向き

同じ向きの電気力線同士(同じ符号の電荷から出る電気力線同士)は反発する。
異なる向きの電気力線同士は引き合う。

3). 電気力線は途中で分岐したり、他の電気力線と交わらない。

4). 電気力線の密度は、その点における電界の強さを表す。

5). 電気力線は、その点の電界の向きを表す。

電気力線には、上記の①~⑤のルールが存在する。問題中の(2)は、ルール②と反対のことを述べているため、正解は(2)となる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中学校教師から電気エンジに転職し現在は66kV/155MWの工場で電気主任技術者として活動中です。
電験3種、電験2種を独学で合格した経験から、初心者がつまづきやすいポイントをどこよりもわかりやすく解説する電験ブログを目指して活動しています。
2023年より、電験三種のオンライン家庭教師も始めました!
目標は、電気監理技術者と独立し、年収1000万以上を達成することです。

コメント

コメントする

CAPTCHA