【徹底解説】電験三種SATの教材を使用した感想

独学では電験三種に合格するのは難しいけど、通信講座で検索すると一番初めに出てくるSATって実際どうなんだろう?」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

私自身、電験三種の学習を始めたばかりの頃は独学よりも講義を聞いたり、有資格者に質問したほうが早いのではないかと感じていました。

通信講座を受けるか悩んでいる方失敗して欲しくないと思い、SATの教材を購入し、実際に合格に必要な学力を身に着けることができるのか、学習時間の短縮は可能なのかを体験してみました。

結論

お金を払ってでも、最短で電験三種に合格したいという方にはオススメ

自分に合うか不安という方は、無料の資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
お試し用のテキストと講義動画DVDが手元に届きます。

目次

SATの想定している受講者像

自分で学習をすすられる人

電験三種合格の学習で最難関となるのは、自分で過去問を何度も繰り返し解き、合格できるだけの学力を身につけなければいけない点です。
どんなに厳選された教材であっても、自分で勉強することができなければ合格は勝ち取れません。

SATの教材は、ページ数の少ないテキスト、1回10~20分程度の講義動画となっており、学習を続けやすい教材です。しかし、教材が良くても、自分で学習を進めていける人でなければ、意味がありません。

SATの通信講座を申し込もうか悩んでいる方は、自分が1日どのくらい学習に使える時間を持っているのか確認することをお勧めします。自分で学習を進められる人であれば、電気や数学の知識が無くてもSATの教材で合格に必要な知識は身に着けることができます。

既に独学で科目合格できている人

既に独学で科目合格できている方にも、SATの教材はおすすめです。

オススメの理由は、独学ではどうしても理解できない点やイメージが持てないことなどを質問することができ、過去問からの出題傾向のフォローを受けることもできるためです。

各科目合格できているが、3年以内に全科目合格できず、不合格のスパイラルにはまってしまっているという方はぜひSATの通信講座の申し込みを検討してみて下さい。

SATの教材のおすすめポイント

合格に必要な内容が厳選されたテキスト


数学から学びなおすことができる


通信講座の中で、数学から学びなおすことができるのは、SATとTACの2社だけです。

電験三種の合格には計算問題の回答が必須になります。深い数学の知識までは必要ありませんが、計算を進めていくための最低限の計算方法や公式は覚えておく必要があります。

市販のテキストも読み込めば、試験合格に必要な知識が十分身につくものですが、学習範囲が広く、解説もないため、学習を始めてすぐに手が止まってしまうことも多いです。

実際、私自身、電験2種の学習を始めるにあたって、数学の参考書を購入しましたが、内容が難しく、思うように学習が進まなかった経験があります。しかし、試験の問題を解くうえで必要になる内容に絞って学習しなおすと、スムーズに参考書を進めることができました。

SATの教材は、初めから電験三種の計算問題を解くために必要な範囲を厳選しているため、参考書のページ数が少なく、必要な知識のみを身に着ける仕様になっています。さらに、解説動画もあるので、ゼロから学習を始める方でも、スムーズに学習を進めていくことができます。

圧倒的にページ数の少ないテキスト

SATは、電験三種合格に必要な学習時間を500時間削減したいという思いから、教材・カリキュラムを作成しているため、テキストの内容が頻出問題に対応できる内容に厳選されています。

そのため、市販の参考書に比べ圧倒的にページ数が少ないです。テキストのページ数が少ない分、学習の進度が把握しやすいので、モチベーションも高く保つことができます。

フルカラーで見やすいテキスト

電気の学習は目に見えないものを扱うため、図やイラストがとても重要になります。一般的な参考書の多くは2,3色刷りのため、図を見ても「わかりにくい」と感じてしまうことが多いです。

しかし、SATのテキストはフルカラーのため、用語と図のどこが対応しているか等とても見やすいつくりになっています。見やすい図は理解の助けとなるため、学習もより効率良く進みます。

豊富なイラスト

フルカラーである利点を生かし、解説の図が豊富なテキストの構成になっています。普段、目にすることがない機械や電気の流れを知ることができるイラストは学習に欠かせません。

学習者の勉強時間を少しでも減らすための工夫が、イラストにも反映されているのだと感じました。

重要箇所が目立つレイアウト

公式や用語など実際の試験でも必要になる重要箇所には目立つ配色やレイアウトが施されています。重要ポイントが分かりやすいため、試験問題に対応できる知識を効率よく吸収できます。

また、重要なポイントをわかりやすく書いている参考書の利点として、試験直前に確認の時間にも公式や要点をすぐに確認できますから、とても役立ちます。

定期的に内容が見直されている

5年程度で出題される問題の傾向は変化していきます。そのため、参考書の内容も年々試験の傾向にあったものに改訂されます。

用語に対する解説も年々的確なイラストが添付されるようになり、学習者がより効率よく勉強できるような工夫がなされています。

短時間で視聴可能な講義動画

テキストだけでは理解できなことも丁寧に解説

SATのテキストは学習をスムーズに進めやすくするため、学習内容が厳選されています。講義動画は、テキストに入りきらなかった重要ポイントや補足説明をわかりやすく細かく説明してくれています。

また、参考書で文字を読むだけよりも、解説動画の方が視覚と聴覚を使用するため、記憶に残りやすいという利点もあります。

1回10~20分なので隙間時間にも視聴できる

SATの講義動画は、1講義10~20分で構成されているため、比較的短時間で視聴することができます。講義時間が短い分、電車やバスなどの移動時間も手軽に動画を視聴できるので、学習の継続がしやすいです。

スマホで視聴が可能

eラーニングコースを選択すると、スマートフォンでも講義動画を視聴できます。より手軽に動画視聴ができるので、隙間時間も学習に充てることが可能です。

的確で簡潔な解説

SATの解説動画は基礎の内容だけでなく、過去10年分の過去問の解説動画もあります。解説動画では、非常にシンプルに回答する方法をわかりやすい言葉で解説しています。

過去問は、参考書の解説ページを読んでもわからないと感じるものが多いため、解説動画があるのは学習者にとって非常に心強い教材です。

質問が不要なほどわかりやすい解説

テキストには記載しきれない細かな部分についても解説があり、講義後の質問が不要に感じるほどわかりやすい講義です。

また、学習範囲についても毎年見直しが行われているため重要箇所を的確に示してくれる点も勉強しやすいと利用者から高い評価を受けており、利用者の99%は質問回数が30回以下だそうです!

解説の中では、「これは暗記できていればいい」、「これは難問だから解けなくても大丈夫」といった補足説明もあり、学習者目線のコメントがとても印象的でした。

講座の良かったところは、とにかく池田先生の動画が分かりやすかったことです。当たり前かも知れませんが、動画の中で先生が本当に電験三種の内容を事細かに理解されていて、受講者に対して分かりやすく説明するにはどうすれば良いか考え抜かれているなと感じました。 次に、合格するために必要な学習範囲、詳細度が最適化されていると感じました。電験三種の出題範囲自体はかなり広範囲ですので、一人で学習していたら、1科目も合格出来ていなかったと思います。講座の中でも、割り切って暗記すべき項目を明示してくれたり、ざっくり覚えておいて後から理解すれば良い点などの説明があったので助かりました。 学習のしやすさについては、動画視聴のWebサイトで、再生速度の調整機能が標準的に利用でき、しおり機能があったことも良かったです。 通勤時間やちょっとした空き時間に要点だけ効率よく復習できました。

引用:https://www.sat-co.info/ec/denken3/review

再生速度が選べる

再生速度の調整は、動画学習においては非常に重要です。SATの解説動画には、1倍、1.5倍、2倍の再生速度から選択ができます。

教室で聞く講義は、ゆっくり過ぎて眠気がすることや速すぎて理解が追い付かないこともあります。しかし、動画による講義は自分のペースに合った再生速度に調節することができるため、常に集中しやすい学習環境を作ることができます。


また、復習の際は、少し再生速度を速めることで時短にもなるので非常に便利です。

eラーニングでは学習の進度を確認できる

利用者専用ページでは、自分の学習の進度が確認できます。

学習習慣がない方にとっても、進捗を一目で見ることのできる画面があれば、タイムリミットを感じて自然と学習しようという気持ちになりやすいです。
また、日々の学習のゴールを決めることができるため一定のペースで学習を進めることができ、適度に休養を入れやすいのもメリットです。

充実した学習サポート

Zoomによる講師とのマンツーマン指導がを受けられる

学習を進めていると、解説を読んでも、ネットを使って調べてもどうしても理解できない内容にぶつかる場面があります。そんなときに、テキストを自ら作り、講義までこなす講師に直接質問ができるマンツーマン指導は非常にありがたいサービスです。

直接会話ができるので、自分に合った説明を聞くことができ、より理解を深めることができると思います。マンツーマン指導は、大手通信講座の中では、SATとTACの2社でしか実施されていません。

メールを使って質問ができる

仕事をしながら資格取得の学習をしている方は、メールでの質問利用もおすすめです。わからないと思った個所をメールで質問しておけば、仕事の終わることには回答が返ってきています。

質問の回答を読むうちに自然と学習意欲もわいてくるので、勉強を続けやすくなります。

学習方法についての相談もできる

学習内容とは別に、学習方法などの相談をすることが可能です。通信講座を始める際に、学習方法などのレクチャーも受けますが、自分一人で学習を進めていくと試験が近づくにつれ不安にあり、相談をしたくなることがあります。

SATは受験者によりっ沿ったサービスとして、学習方法に関する相談は、質問サービスとは別でもうけているので、回数制限などを気にせずに利用できるのがとてもありがたいです。

市販のテキスト・過去問の質問も対応している

通信講座では、オリジナルテキストの購入を含めて商品販売がされているため、基本的には自社のテキストまたは、公式で発表されている過去問題に対してのみ質問が可能です。

しかし、SATでは、自社のテキスト以外であっても質問を受け付けているので、独学のために初めにテキストを購入してしまった方でも利用しやすいという特徴があります。

2-5. 不合格時の保証も充実している

質問対応の回数がリセットされる

SATは1年で4科目合格を目指して、教材、学習カリキュラムが構成されています。しかし、万が一不合格となってしまった場合は、不合格通知を提示することで、マンツーマン指導やメール質問の利用回数がリセットされます。

不合格からさらにもう半年間勉強を続けていくには、一人では厳しいと感じることもあります。ですが、STAは一人でも多くの方に合格を勝ち取って欲しいという思いから、質問回数のリセットが行われています。

万が一の場合でも、フォローがあるのはとてもありがたいです。

動画視聴期限の1年延長

質問だけでなく、講義の視聴も延長されます。

一度本番の試験を終えて改めて視聴することで、撚り理解が深まったり、新たな気づきがあったりとメリットがたくさんあります。残念ながら、不合格となった科目があったとしても、撚り深く学ぶチャンスを得たという気持ちで、講義動画を見返すことでより合格に近づくことができます。

効果的な学習サポートの使い方

初めのうちは、Zoomを使ったマンツーマン質問を利用する

学習を始めたばかりのうちは、「どういったら伝わるかな?」、「こんなことまで聞いていいのだろうか?」、「この説明いまいち納得いかないが、どう表現すればいいかわからない」など質問することにすら悩んでしまうことがよくあります。

学習を始めたばかりで、質問の仕方にも悩んでしまう方は、積極的にZoom質問を利用してまずは、質問の仕方を学ぶ方が、後々の学習を効率よく進めていくことができます。

解説動画を1回見てもわからなければ質問する

追加の質問が出ないことを目指して作られている解説ですが、人によっては理解しにくいと感じる部分もあると思います。解説動画を1度見て、理解できないと感じたら、質問するようにしましょう。

悩んだり、自分で調べることも重要ですが、効率よく試験に合格するために、通信講座を利用しているわけですから、質問サービスに適切に頼ることも重要です。

長い時間考え込むよりも、「解説動画を見てもわからなければ質問する」くらいの気持ちで学習に臨む方が継続して学習できます。

学習方法の相談を定期的に行う

学習を続けられるようになると、ある時突然マンネリ感を覚えたり、不安になることがります。

自分の今の学習方法が間違っていないか、進捗として遅れはないか等モチベーションを維持させるためにも学習相談の定期的な利用がおすすめです。

SATのデメリット

ここまで、SATを利用することのメリットを紹介してきました。しかし、どんな方にもSATの通信学習をお勧めできるというわけではありません。

ここからは、SATがおすすめできない人、SATのデメリットを紹介していきます。

自分で学習を進める必要がある

SATは動画による講義、解説以外は全て自分の力で学習を進めなければいけません。そのため、自分一人では学習ができない方、計画をたたて学習が進められない方には、SATは不向きです。

SATよりも手厚いフォローを受けたいという方は、通学制のTAC社や家庭教師などを利用することを検討に入れてみて下さい。

質問回数に制限がある

全ての通信学習に共通している点として、質問の回数に利用制限があることは、最大のデメリットです。

10年分の過去問を1教科解くだけでも、約200問(20問×10年)の問があります。しかし、質問回数は数十回程度しか用意されていません。

SATはある程度、自分で学習が進められる方をターゲットとしてるので、なんでも教えて欲しいという方には、不向きといえます。

サポートは最長で2年までしか受けられない

SATの通信学習は1年での合格を目標に作成されています。

万が一を考慮し、追加でもう一年間サポートをする体制となっていますが、中には合格にたどり着けない場合もあります。期限内に合格するには、日々の学習のゴールや、資格試験に向ける日数をしっかりと計画立てることが大切です。

2年までしかサポート受けられませんから、2年以内に必ず合格するという強い気持ちを持って受験に臨める方に向いているといえます。

まとめ

自分で学習を進めることができる人には、学習時間を大幅に削減できるのでおすすめの通信講座です。

SATは500時間の学習で電験三種に合格できる知識を身に着けさせることを目指してい教材作成が行われています。一般的に電験三種の合格には、1000時間の学習が必要と言われているため、想定通りなら学習時間を半分にすることができます!

仮に、500時間の学習時間が削減できたとすると、本業の残業代が 2,000円/時間とするならば、

2,000円/時間 × 500時間 = 1,000,000円

100万円分の効果が期待できると考えることができます。10万円近い通信講座ですが、500時間削減できるとするなば、お金を払ってでも受講する価値はあると思います。

合格するためには、自分で勉強し、過去問を解けるようになるまで繰り返し学習を続ける必要がります。教材はあくまでも、学習をテンポよく続けやすくするためのツールにすぎません。

自分の人生をより良いものにするために資格取得をするには、努力が必要です。SATの教材は、自分で努力しようと思い、行動できる人にとって非常に心強い通信講座だといえます。

無料の資料請求、講座の申し込みは以下のボタンをクリックすることで申し込みページに飛びます。

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この記事を書いた人

中学校教師から電気エンジに転職し現在は66kV/155MWの工場で電気主任技術者として活動中です。
電験3種、電験2種を独学で合格した経験から、初心者がつまづきやすいポイントをどこよりもわかりやすく解説する電験ブログを目指して活動しています。
2023年より、電験三種のオンライン家庭教師も始めました!
目標は、電気監理技術者と独立し、年収1000万以上を達成することです。

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