電験って難しいですか。
合格率9%くらいしかないって聞きましたけど…
そうだね、でも合格率が低いことには理由があるんだよ。理由を知って対策すれば合格も夢じゃないよ
勉強中たけど難しすぎてやめたい人
電験に興味がある人
電気主任技術者試験(通称、電験)は毎年3万人以上が受験する電気系の国家資格です。しかしその合格率は、同じ電気系の国家資格である電気工事試験とは天と地ほどの差があります。
- 第1種電気工事士 およそ50%
- 第3種電気主任技術者試験 およそ9%
なぜここまで合格率に差ができてしまうのでしょうか?
電験が難しい理由
その1.試験範囲が広い
《試験科目》
- 電気工事士…1科目のみ
- 電験三種…4科目(理論、電力、機械、法規)
《試験時間》
- 電気工事士…2時間20分
- 電験三種…1時間30分(1科目当たり)
電気工事→電験とステップアップしてくことが多いですが、
いきなり受験科目が4倍+試験時間は50分短縮!!
いきなりこんなにハードル上がるなんてもう無理~
ちょっと待った!学習内容が重複しているところも多い
4倍には成らないからあきらめるのは早いよ
その2.計算問題は必須
みなさんの中にも計算と聞いた瞬間に嫌な気分になった方もいるかと思います。
電気工事士では計算問題はわずか50問中15問程度しかありません。
つまり、電気工事士試験は計算問題は無視しても合格することが可能なんです!
一方、電験では理論や機械といった科目はほとんどが計算問題です。
しかも意外と頭を使う問題の多いこと…
計算とか難しいの無理~
電験3種で必要な計算の知識は中学校レベルで充分だよ
それなら、何とかなるかも!
計算方法については中学校で勉強してきた内容に少し色が付いた程度です。
始める前から怖がらなくて大丈夫!
数学の内容でわからいないときは下記のサイトがおすすめです。
その3.電験を教えてくれる人がいない
何事も初めのうちは、先生に教えてもらう方が圧倒的に理解が早いです。
ところが電験は合格率およそ9%の難関試験なので、周りに教えてくれる人なんてそうそういません。教えてもらえる環境にいる人はとても幸運でしょう。
一から独学でも合格は可能ですが、途中で挫折してしまう人がいるのも確かです。
直接教わるチャンスがない場合でも、YouTubeや通信講座を活用することで、完全に独学よりは効率的に学習を進められると思います。
その4.過去問の解説が分かりにくい
電験の参考書は、とてもスマートにまとめられいるものが多いです。
スマート過ぎて、初心者のうちは解説についていけないことがあります。
なんでこうなるのか理由がわからないよ~。
私も、電験の勉強を始めたころ参考書の解説が分からず過去問を解くのにとても時間がかかっていた記憶があります。あの時、教えてくれる人がいれば…
TAC出版から出ている参考書は比較的丁寧に解説が書かれているのでお勧めです!
その5.試験が1年に1回しかない
電気主任技術者試験は1年に1回しか受験のチャンスがありません。
たった一回のチャンスのために勉強し続けるのは高いハードルといえます。
また、試験の雰囲気に慣れることもできていないので、緊張してミスしてしまうことも。
試験当日と同じ雰囲気を作って過去問を解く時間を確保して、本番で焦らないように準備しておきましょう。
対策
科目合格を利用し2回の受験で合格を狙う
1発で合格する方が格好いいのは当然ですが、相当な勉強量が必要になります。
自分の趣味のなどの時間も大切にしたいですよね。
2022年から、1年に2度試験を受けられるため、合格チャンスが広がります。1回の受験で2科目ずつ合格できれば1年で取得が可能なんです。
2科目ずつなら勉強できそう!
無理のない計画で学習できると継続できるよね。
計算練習は、中学生向けのドリルで復習
大人になってから受験される方の中には、学校を卒業してから久しく計算問題なんて解いていないという方もいるかと思います。
分数の計算や方程式の解き方など基礎的なことは、電験向けの参考書よりも中学生向けの参考書の方が丁寧で簡潔にまとめられています。
計算に不安のある方は、中学生向けの参考書を手に取ってみてください。
必要な学習ポイント
- 分数の計算
- 負の数を含む四則演算(+,-,×,÷)
- 1次方程式、2次方程式の計算
- 三角関数の計算
- 複素数の計算(これだけは高校生で学習します)
通信講座・YouTubeを利用する
今や、スマホ一つあれば学習できる時代です。ゼロから学習を始める方は通信講座やYouTubeを活用するのも1つの方法です。
また、過去問の解説では、下記のサイトが丁寧に解説されていると思います。
ももよしさん、今日から電験の勉強教えてください!
一緒に、勉強して電験に合格しようか!
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