こんにちは、ももよしです。
先日こんなツイートを見かけました。
たしかに!資格取得の勉強は意味あると思いたいけど、実際プラスに働くのかな…といった不安。わかります。
今回は、電験は本当に役に立つのかについて実体験を交えて解説していきます。
結論を先に言っておくと意味はあります!!
ただし、誰にでもというとそうではなさそうなので、注意が必要です。
そもそも電験とは?
電験とは電気主任技術者 試験 のことを指します。
つまり、電気のスペシャリストとしての資格なんです。
この資格を持っているだけで、電気の仕事についている方からは一目置けれる存在になります。
電気主任技術者を必要とするのは誰?
電気主任技術者は600V以上の高圧、特別高圧の電気を扱う設備を有する場所で必ず必要とされます。
電気主任技術者試験を受験する就業者の勤務先の割合は次のようになっています。
電気技術者試験受験者実態調査より引用
https://www.shiken.or.jp/public_business/fact_finding.html
電力会社や電気メーカーはイメージしていた通りでしょうが、ここで注目してほしいのは、食品や石油、化学品といった製造会社も必要としているという点です。製造会社は必ず工場があります。この工場の電気を管理・維持する立場にあるのが電気主任技術者です。
また、最近ではNTTやKDDIなどデータセンターも大量に電気を使用するため電気主任技術者を必要としています。就職先の幅を広げることができるという意味でも電験は自分にとってプラスになる資格といえるでしょう。
企業の中には、電験を昇進の条件にしている企業や資格手当を出しているところもあります。
電気をたくさん使う場所では必ず必要とされる!こういった場所で働くのであれば、電験は役に立ちそうだね。
企業は電験を評価してくれるの?
電気主任技術者が必要なことはわかったけど、企業は評価してくれるの?
せっかく頑張っても評価されないなら意味ないよね
電気主任技術者には手当がついたり、昇給の条件になっていたりするよ。
実際、受験する人の22.6%が昇級、年収アップのためと回答しているね。
電気技術者試験受験者実態調査より引用
https://www.shiken.or.jp/public_business/fact_finding.html
調査結果から分かるように、電気主任技術者試験の受験動機は、年収アップのためと答えている人が22.6%います。また、転職や定年後、独立などを考えて取得している方もかなりの割合いることが分かります。
つまり電験は、取得して、ある程度実務経験を積めば、ただお勉強ができる証明の資格から、一生くいっぱぐれうことのない資格に変化してくれます!
どんな時に電験は強みになるの?
新卒採用のとき
電験3種は合格率10%前後の高難度の資格です。とはいえ、中には高校生で合格する方もいるので、理系の大学生ならば夏休みを活用して勉強すれば合格は可能です。
また、在学中に受験する人は受験者全体の7%(令和2年度の場合:約3800人)とかなり少なく、希少性が非常に高いといえます。
電気技術者試験受験者実態調査より引用
https://www.shiken.or.jp/public_business/fact_finding.html
私も大学での専門分野は化学でしたが、夏休みを利用して資格を取得しました。おかげで、就活時の書類通貨は100%でした。面接時も、自発的に取得しようとする姿勢には好評価が多かったように思います。
第2新卒としての転職活動時
第2新卒という言葉に定義はありませんが、入社して3年未満程度(年齢で言うと24~26歳くらい)の方を指します。就職したけど、イメージとは違っていた、労働環境がブラックだった等理由は様々だと思いますが、学校を卒業してそれほど年数がたたないうちでの転職ではポテンシャルによる採用が大きいです。
よって、希少な資格を持っていると有利になるのは明白ですよね。
実務経験3年以上+電験での転職時
これはかなり最強クラスです。
私も実務経験が3年以上になり、将来の人生設計について考え直すために転職サイトに登録しました。「電験2種+実務経験3年以上」はめちゃくちゃニーズが高いです。正直自分でもびっくりするくらい転職エージェントからオファーが入りました!!
転職サイトに登録するとすぐにエージェントからアプローチがありました。
数名の方とお話ししましたが、人材としてはかなり魅力的なんだとか
上記の3パターンのどれかに当てはまるのなら、電験はかなりの強みになります。しかし、逆に言えば、これ以外の場合では電験の強みを生かしきれないとも言えます。
スキルアップのために資格を取得するのは素晴らしいことですが、頑張って勉強するなら自分にとってのプラスが大きい方がいいですよね!
このような状況を踏まえると、
大学生こそ、電験をとれ!!
特に、大手企業に入りたい理系大学生にとって電験は強い武器になると個人的には思います。入社後に電験を使うかはさておき、書類の通過率や話のネタにはもってこいです。
就活を控えて強みがないのではと不安に感じているなら、ぜひ電験を!!
今年度からは年2回の試験になるため、合格できる可能性も以前に比べ広くなっています!
また、「電験×TOEIC600点以上」これも最強の組みあわせの1つです。
外資系の企業を狙うならこれだけのスキルがあれば引く手あまただと思います。
まとめ
電験は意味がない資格なのか?
この結論は、
電気に携わる、電気をたくさん使う業界で働くのであれば意味はある!
電験はまだまだ認知度の低い資格です。これからもっとたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思っています!
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