【過去問解説】H22理論 問4 平行な2本の直線導体にはたらく電磁力に関する選択問題

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問題

図に示すように,直線導体 \(A\) 及び \(B\) が \(y\) 方向に平行に配置され,両導体に同じ大きさの電流 \(I\) が共に \(+y\) 方向に流れているとする。このとき,各導体に加わる力の方向について,正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
なお, \(xyz\) 座標の定義は,破線の枠内の図で示したとおりとする。

$$ \begin{array}{ll} \ &導体A     導体B \\ \hline (1) &+x方向    +x方向  \\ \hline (2) &+x方向    -x方向  \\ \hline (3) &-x方向    +x方向  \\ \hline (4) &-x方向    -x方向  \\ \hline (5)  &どちらの導体にも力は働かない。  \\ \hline \end{array} $$

解説

答え:(2)

平行な2本の直線導体にはたらく電磁力

直線導体に電流が流れると,導体を中心とした同心円状の磁界が発生します。

よって,下図のように2本の直線導体を平行に置き、それぞれの導体に同じ向きに電流を流した場合,それぞれの導体に電磁力が発生します。

図より,電磁力の働く方向は,

導体A: \(+x\) 方向
導体B: \(-x\) 方向

となるため,答えは(2)になります。

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この記事を書いた人

中学校教師から電気エンジに転職し現在は66kV/155MWの工場で電気主任技術者として活動中です。
電験3種、電験2種を独学で合格した経験から、初心者がつまづきやすいポイントをどこよりもわかりやすく解説する電験ブログを目指して活動しています。
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