【過去問解説】H23理論 問3 電磁力に関する穴埋め問題

目次

問題

次の文章は,磁界中に置かれた導体に働く電磁力に関する記述である。
電流が流れている長さ \(L\ \rm[m]\) の直線導体を磁束密度が一様な磁界中に置くと,フレミングの \( \fbox{ (ア) } \) の法則に従い,導体には電流の向きにも磁界の向きにも直角な電磁力が働く。直線導体の方向を変化させて,電流の方向が磁界の方向と同じになれば,導体に働く力の大きさは \( \fbox{ (イ) } \) となり,直角になれば, \( \fbox{ (ウ) } \) となる。力の大きさは,電流の \( \fbox{ (エ) } \) に比例する。
上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

$$ \begin{array}{llll} \ &(ア)&(イ)&(ウ)&(エ)\\ \hline (1) &左 手  &最 大  &零  &2 乗  \\ \hline (2) &左 手  &零  &最 大  &2 乗  \\ \hline (3) &右 手  &零  &最 大  &1 乗  \\ \hline (4) &右 手  &最 大  &零  &2 乗  \\ \hline (5) &左 手  &零  &最 大  &1 乗  \\ \hline \end{array} $$

解説

答え:(5)

磁界中を流れる電流にはたらく力

上図のように磁界の中に置かれた導体に電流が流れると,電磁力が働きます。磁界,電流,電磁力のベクトル(方向)は『フレミングの左手の法則』に従います。

電磁力と導体-磁界の作る角度の関係

フレミングの左手の法則より,磁界 \(B\ \rm [T]\)に対して直角に交わる電流 \(I \ \rm [A]\) に電磁力 \(F\ \rm [N]\) が発生します。磁界中にある導体の長さを \(L\ \rm [m]\) とした場合,関係式は,

\( F = B \times I \times L \times \cos\theta \)

となり、磁束密度と電流の大きさに比例します。

\( \cos\theta\) は,90°(直角)の時に最大となり,0°の時に最小となるので,電磁力は以下のようになります。

電流の方向が磁界の方向と同じになる:電磁力は『』となる
電流の方向が磁界の方向と直角になる:電磁力は『最大』となる

以上のことから,答えは(5)となります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中学校教師から電気エンジに転職し現在は66kV/155MWの工場で電気主任技術者として活動中です。
電験3種、電験2種を独学で合格した経験から、初心者がつまづきやすいポイントをどこよりもわかりやすく解説する電験ブログを目指して活動しています。
2023年より、電験三種のオンライン家庭教師も始めました!
目標は、電気監理技術者と独立し、年収1000万以上を達成することです。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次